論文博士目指す人の日記

論文博士目指す人のくらしを綴ったもの

日記はじめた

私は現在、会社で労働しながら会社から何の援助も受けずお金もなるべくかけずに博士号を取得するために論文博士を目指しています。孤独の捌け口として日記をはじめます。多分この日記を読んでも有益な情報はないと思うので、そういうのは期待しないでください。あるのは「くらし」だけです。ちなみにドクターペッパーという炭酸飲料が好きなので、それにちなんでURLにdoctor paperという文字を入れてみました。

そして今日はお腹の調子が悪くてだめでした (出オチ)。だるい。

とりあえず、今は「博士論文に何を書いて何を書かないか」のすり合わせをするために、仮のabstractを書くのが目下の目標。なんだけど、さっそくその「仮のabstract」のファイルがどっかにいってしまった…… (出オチすぎる)。やれやれ、僕はそう思いつつテニスシューズを履きながらジャズを流してパスタを茹でた。という空想をした。いや、ファイルが見つからないのは空想ではなかった。が、iOSのメモアプリが同期していなかっただけで、iPhoneのメモアプリにある「仮のabstract」のページをピン留めしたらすぐに同期した (出オチ回避)。

この「仮のabstract」は、とりあえず知ってる人の博論のabstractをベースに自分のこれまでの研究を説明する言葉で置き換えるもの。正式にpublishするものではないので、まずはこれでよいのだ。万物は流転する。abstractも変わっていくだろう。それはともかく、abstractを書くためにも博論の内容に含める過去の研究内容を思い出すところからはじめないといけない。10年くらい前に書いた論文を読むのはきつい。査読者のレビューを通ったものとはいえ、出来に関しては正直不満が残っている。タイトルの時点で気に入らない論文すらある。かといってだいぶ時が過ぎ去ってしまったので読まないと詳細を思い出せない。過去の自分に対する自己嫌悪に打ち勝たねばならない。そして不満の残るものを博論に含めるという矛盾と折り合いをつけたい。自己嫌悪と自己矛盾に対してうまく付き合っていくことが論文博士において大きな課題となりそうだ。

それはさておき、博論審査料を払うために先日ヤフオクに出品したものを発送しにコンビニに行った。富豪だったら捨てるようなものでも貧者は売り捌くしかないのだ。それはリサイクルとして倫理的に誇れる一方で、社会問題になっている運送会社への負担増にも加担している。国会議員が「法定速度の上限を上げればいい」だのとんちんかんなことを云ってるあれ。そう思うと後ろめたい。人間の行動にどの側面から見ても完璧な行動など存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね (ネタを蒸し返す)。

そうしてヤフオク業を済ませてもまだ博論に手がつかない心がかりなことがある。労働だ。金曜日に自分にとってのBIG EVEVTがある。しかし、その準備が終わっていない。それだけならまだしも、同じ会社の労働者の子どもが熱を出したそうで、代打として本来なら自分の担当ではない仕事をするかもしれないフラグがある……。そのフラグが立ったら、その準備もしなきゃならないので、BIGな方の準備に割ける時間がさらに少なくなる。正直、労働のことで頭がいっぱいで博論どころではない (やっぱり出オチ)。

と、出オチで終わらせるわけにはいかないので、頭を使わない単純作業をした。具体的にいうと、文献管理ソフトをMendeleyからZoteroに移行する作業。これは簡単にできた。しかし、ところどころMendeleyに登録されていない論文があった。とりあえず自分が1st authorのものだけでも取り込むことにした。Zoteroの使い方がわからなくて手間取ったものの、DOIから文献データを登録して、DOIからsci-hubで論文をダウンロードして添付するという方法が一番楽だった。それにしても、著者自身が自分の論文を海賊版サイトからダウンロードするのは変な気分……。だけど、どれが最終的にpublishされたPDFか特定する手間を考えたら仕方がない。

そして、博士号の取り方という本を読みながら寝ることとする。