論文博士目指す人の日記

論文博士目指す人のくらしを綴ったもの

2024/04/25

起床即異様寝汗&異様倦怠感。二度寝しても状況は変わらず。ボーは恐れているのボー並に不運が続くので、今日は丸一日休みたいところだけど、弊社は休むとその時間だけ残業時間が引かれるシステムになっているので、とりあえず午前休にした。拝金主義の人間には嫌気が差すが、くらしのためには残業代は大事だ。

さて、博論について考えていた。いわゆるText input method (以降はIMと略す。なぜかTが消えるが、この分野ではIMと略す慣習がある) の分野はアカデミアよりも産業界を率先として発達していった。日本語で云えば、古くはワープロ時代から。ワープロなんて世代じゃないので、子供の頃に家電量販店に並んでいるのを見たことがあるくらいの記憶しかない。それはともかく、産業界がリードしていってる分野であるので、研究テーマとしては微妙なところである。特に手強いのはATOKである。私が過去に国際会議にpublishした内容と同じようなことを、さらにスマートな形で実装していたりする。要するに博論に含める内容の一部の新規性を脅かすものである。ジャーナルのインパクトファクターにこだわったせいで、査読待ちや別の論文誌に投稿するためのreviseが続いて、その間に産業界に追い越されてしまった。論文博士として審査してもらうための条件として、論文誌にn報 (大学によってnの数が変わる) publishするというのがあるが、インパクトファクターにこだわらず (さすがにハゲタカジャーナルはだめだけど) 身の丈に合った論文誌に投稿するべきだった。上を目指していくのは別に博士号を取ってからでもいい。論文博士制度はあまりメジャーではないので、いつなくなるかわからない。だから早さが求められるのだ。最後の論文誌に投稿した内容のベースとなるものを国際会議でpublishしてから論文誌にpublishされるまで7年も経ってしまった。本当に馬鹿だよ、俺は。というわけで、古くなってしまったアイディアでは頼りないので新たなアイディアを盛り込まないといけないのではないかと考えるが、そこは指導教員と相談してから決めよう。

ここからは夢物語の絵空事を書く。究極のコミュニケーションとは何か。テレパシーだと思う。そのテレパシーに近い形のIMは?と考えたら脳波によるIMだ。頭の悪い私でも思いつくようなアイディアなので当然そのようなアプローチを試みている人々がいる。しかし、残念ながら実用に耐えられない成果しか出ていないのが現状。まず脳波を抽出するデバイスの調達が難しい。そしてノイズがたくさん入っているだろう脳波を分析することも難しい。大量の金と時間を費やせないと厳しいのだ。

そういえば今は「標準報酬月額を抑えるためになるべく残業しない月間」だった。気づいた頃にはもう午前休として申請しちゃったんで遅かったけど。左回りの時計が欲しい。

さて労です。部やユニットの定例は、問題なし。ただ、今の若い世代がソケット通信を知らなかったのにジェネレーションギャップを感じた。開発労は、だめでした。Hasuraのことを考えていたら頭の中がオーバーフローした。水槽から水が溢れて熱帯魚が流されるかのように。気づいたら時計の針がだいぶ進んでいた。また気絶していたようだ。

夕飯は、食欲がなくて食べ切れなかった。昨日よりも体調が悪化している。

気分転換に昨日買った関西ハードコアの本を読む。まず巻頭のライブ写真集見てたら元気が出てきた。本のテキストもおもろい。あほすぎる。

とはいえ、頭がくらくらクラップス。明日も具合悪い可能性BIG。とりあえず指導教員に具合悪くて進捗がだめなのを報告した。体調不良で有給休暇が溶けていくのは悲しい。雪溶けて有給溶けて。悠久の有給がほしい。

それにしても、世界中の大学でガザ連帯運動に対して警察が潰そうとしている。私は小さい頃、身近に大学進学者がいなかったせいか、大学独特の自治というものに憧れてた。京大の吉田寮とかね。だからこの現状にがっかりする。平和を叫んで何が悪い。人殺しを非難して何が悪い。おかしいよ、こんなの。狂ってる。

それでは、寝るソンマンデラ